FE風花雪月青ルートクリアのネタバレ考察・レビュー【ファイアーエムブレム】

FE風花雪月が発売してはや4日が経ちました。
ようやく青ルートをクリアしたのでネタバレ考察と、
今回のFEは神ゲーだったのか感想を書いていきます。
※ネタバレ注意
王道の展開?の青獅子クラス
青獅子クラスは一番従来のFEらしいと言われているだけあって、
悪の帝国に、一度はボロボロに敗れ去った王子が立ち向かっていくというストーリーになっていました。
五年後のムービーで「殺しつくしてやる!」とか言ってた時は何があったと思いましたが、
学生時代で既に病んでる様子だったので、五年間というよりダスカーの事件が尾を引いていて、
エーデルガルトの挙兵と王国で捕らわれて処刑されかけて、
親友のドゥドゥーが殺されたと思い込んだことで爆発したという感じです。
今回はとにかくボリュームが凄く、シナリオやキャラクターの掘り下げも丁寧なので、
ボロボロのディミトリに先生が手を差し伸べる展開と、
ラストにディミトリが同じようにエーデルガルトに手を差し伸べる展開はグッときます。
(結局、手を取れたディミトリと手を取れなかったエーデルガルトという悲しい対比になってしまいますが。)
「未来を切り開くために」と渡した短剣でその未来を潰してしまうという皮肉。
あそこで短剣が無ければあるいは諦めていたかも、と思わなくもないです。
ただ、今回は敵がエーデルガルト、
それもかなりエグイグラフィックで登場するので、
ラスボス戦は燃えるというより悲しくなります。
追い詰められてこうなってしまった、こうなるしかなかったのかなぁと思うと・・・。
他の赤クラス全員引き抜いて、ヒューベルトを殺害しなかった場合生存とか・・・ないんですか!?
また、諸々の伏線は結構投げっぱなしになります。
闇のうごめく者の首魁であろうタレスは二部で全く出てきませんし、
エーデルガルトが引けなくなった理由も明かされません。
(ちゃんとビター含むハッピーエンドにまとまってはいると思います。
エーデルガルトの死もしょうがないのかなと納得できる感じではあると思います。)
とはいえディミトリがなぜあそこまで変わってしまったのかがわかるし、
それを救済できるのはこのルートだけだと思うので、
個人的には満足のクオリティでした。
そして差分が凄いです。外伝をやっている状態でストーリーを進めると、
ちゃんと会話に外伝の内容が反映されたり、
(外伝で落とした砦の話をしたりする。)
支援会話で喧嘩状態になったキャラクター同士で特殊会話が発生すると、
気まずそうになっていたりします。
ゲームとしてのクオリティ
シナリオは賛否はあっても文句なしの質ですが、
肝心のSRPG部分についてはどうだったか。
個人的にはこれは難しい部分だと思います。
育成要素がある以上システム的にバランスは大味になってしまうとは思ってましたが、
かなりクラス間格差があるのと、魔獣との戦闘が後半から作業ゲーじみてきます。
魔獣はもうちょい数を減らして攻撃力上げたりしてくれたら・・・と思います。
難易度自体はハークラプレイで、
1部は序盤除いて簡単、2部は中々の難易度という感じでした。
個人的には一部の最初のクラス対抗戦が一番楽しかったかも。
(一番調整がしやすい戦闘だと思うので、これはまぁ仕方ないのかなという気もします。)
また、学園探索パートとUIはコーエーの悪い所が出ていたと思います。
小さくて読みにくい文字と、微妙に不親切で痒い所に手が届かないUI。
ファストトラベル(FT)の微妙に長いロード時間に行ったり来たりするだけのお使いクエスト。
探索パートはキャラとの交流自体は楽しくて満足なのですが・・・。
UIに関してはSwitchで二画面タッチペンと同じレベルを求めるのは酷ですが、
それでも覚醒のUIの完成度を知っていると不便だなぁと感じてしまうと思います。
そして何度でも言いますがコーエーのゲームのUIはなぜか文字が小さい・・・!
ネタバレ考察
まだ青ルートしかやってませんが、それでもいくつか考察出来るポイントはありました。
まず、意味深な緑髪に耳を隠しているレア・セテス・フレンですが、
聖者本人たちでかつマムクート系の種族で間違いないと思います。
つまりレア様がセイロス、
セテスはキッホル、
フレンがセスリーン本人だと思われます。
フレンだけやたらと浮世離れしているのと幼い姿であること、
永い眠りが嫌いと書かれていることから、
何らかの理由で長い間眠らされてチキみたいに幼いままなのかもしれません。
青ルートだけだとこの辺りは分からなそうなので他ルートに期待。
後、死神騎士の正体はイエリッツァ先生でほぼ間違いないと思います。
明言はされませんでしたが、メルセデスに反応していることから、
イエリッツァ=死神騎士=メルセデスの弟なんじゃないかと思います。
(帝国ルートでは名言されるのかな?)
逆に全く考察出来ないのは、闇にうごめく者とかネメシスのことですね。
その辺りは完全に投げっぱなしになります。
完全にエーデルガルトとディミトリの物語を楽しむのが青ルートで、
他の伏線は他のルートでやれって感じです。
後、プチですが最初のシーンでエーデルガルトが山賊に襲われているシーンで取り出す短剣、
ディミトリから貰ったものなんだと思います。
ずっと大切に持ってたんですね・・・。
エーデルガルトは助けてあげたかった。
まとめ
というわけで、青ルートだけをクリアしたレビューと考察でした。
シナリオは神、SRPG部分は良い点も悪い点もあり、UIとテンポは微妙という感じで、
総合的には非常に良いゲームだと感じました。
特にシナリオは本当に良くなったと思いますし、細かい差分には感動します。
流石ジルオールを意識して作られただけあって細やかで矛盾が少なくなるように丁寧に作られていると思います。
まだまだ回収されていない伏線も多いので、
今後も赤ルート、黄色ルートを進めて考察していきたいと思います。
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セテスとフレンに関しては支援会話を最後まで読み進めると、セテスがキッホル本人、フレンがセスリーン本人だとわかります。つまり実年齢は1000年以上ということです。
アランデル公フォルクハルト=タレスは間違いないでしょう。別のルートで彼の正体がわかるルートがあります。
メルセデスと死神騎士ですが、メルセデスとカスパルの外伝「隠された素顔」が2部であり、そこで死神騎士=メルセデスの弟エミールとわかります。メルセデスの発言から彼もまたラミーヌの紋章を持っているようです。
マリアンヌの紋章ですが、これも外伝で正体がわかります。獣化してしまったがゆえに歴史から抹消された英雄、モーリスの紋章です。そしてこの紋章の英雄の遺産としてブルトガングという剣が存在します。
謎なのは、十傑系の紋章の一部は英雄の遺産と別に神聖武器もあること。聖者系の紋章は神聖武器のみ存在していますが…
コメントありがとうございます!
丁度教会ルートでセテスとフレンと支援を進めてましたが、やっぱりですね。
特にフレンが隠す気なさすぎるのでこの子マムクート系だろうなぁ・・・というのは支援進めなくてもバレバレでしたw
二週目なので、全員スカウトして丁度カスパルメーチェの外伝やマリアンヌ外伝もやりました!
後リンハルトレオニー外伝とかも、隠居してる某聖人さんに会えるんですね。
結構スカウトしとかないと見えない設定とかもあるので、また青でもう一周したいところです。
残るなぞはDLCですかね。闇にうごめく者の謎テクノロジーとかもまだ掘り下げ足りない気がするので。