【グノーシア】理屈だけじゃない人狼SFループゲープレイ感想

【グノーシア】理屈だけじゃない人狼SFループゲープレイ感想

人狼×SFなループインディーゲー「グノーシア」をプレイしたのでその感想・考察日記です。
人狼的なゲームシステムに、SF要素を組み合わせたゲーム。
人狼と言えばもう定石が決まってたりするイメージがありますが、
このゲームは定石だけでは動かせない初心者でもとっつきやすい作りになっています。
(※最終的には救済措置的にパワープレイも可能なので、苦手な方でも大丈夫な作りだと思います。)

グノーシアプレイ感想

セツとの一幕
グノーシアは人狼×SF×ループもので、
主人公はループに囚われ、
時に村人陣営・時に人狼陣営・時に妖狐になりつつ、
ループを抜け出す方法を探っていくことになります。

人狼とは言ってますが、
グノーシア世界では

  • 村人(何の役割も持たない):乗員
  • 人狼(村人毎晩一人襲って消すことが出来る):グノーシア
  • 占い師(毎晩一人を選択して、その人物が人狼か判別できる、妖狐を溶かせる):エンジニア
  • 妖狐(村人にも人狼にも属さない第三陣営。人狼には消されない。最後まで生き延びれれば勝ち):バグ

他色々
と言った感じで名前は世界観にあったものになってます。
また、特定の条件を満たすことで特殊なイベントが発生し、
役割関係なく全滅や勝利をすることもあります。

個人的にストーリーキャラクターが凄く良いゲームでした。
キャラクターはSFらしく、どこからどう見てもグレイなしげみち
ヒロインと見せかけて性別の存在しない汎という性(?)のセツ
名前の意味を知ってヒェッ…となるSQに設定を知ると色々合点の行くククルシカ。
とにかくひどい目に合ってて不憫なレムナン、
ネコと首でつながったシピ、
体に常人なら即死級の粘菌を飼っているコメット…。
とSFらしく見た目にも性格にも特性にも一癖も二癖もあるキャラクターが集まっています。

ストーリーもループを上手く組み込んだ面白いストーリーで、
SQとククルシカ・レムナン関係の伏線は最後を見るとキレイに回収されていて、
なるほどそういうことだったか!となります。
ネタバレになるので詳しくは伏せますが、
ちゃんと全員を救済することは可能なのでクリアした後にもはじめからを押しましょう!

人狼ゲームとしての楽しさ

グノーシア_01
グノーシアの売りの一つは人狼ゲーム部分なのですが、
定石にとらわれないプレイングが出来る」というのが魅力的だと思います。
今のオンラインの対人人狼だと、正直展開の仕方に定石があってそれに沿って進行するのみになってしまっていますが、
グノーシアのキャラクターにはそれぞれ
仲の悪い相手を吊ろうとする」といった理屈だけではない設定が存在しているので、
とりあえず理屈に沿ってあいつを吊ろう、といった試合運びはやりにくいです。
(とはいえ、致命的なミスをすると問答無用で全員に吊られますが)

なので、発言力の強いキャラクターと仲良くなっておくことで自分が少しミスをしても庇ってもらえたり、
発言力が弱かったり、嫌われやすいキャラクターに疑いを仕向けたりといったことも出来ます。
逆に好かれやすいキャラクターと対立するときはこちらも相応の能力を持っていたり、
相応の協力関係を築いておく必要があったりと、定石に縛られない、
いわば「人間関係」的なものを考える必要があるのでオンライン人狼に辟易している人ほど楽しめると思います。
(逆に、定石通りにやりたい人はパラメーターの足りない初期に主人公の言うことを聞いてくれないNPC達にストレス抱えることになるかもしれません。)

※ただし、最終的にパラメーターを上げ切ると致命的なミスをしなければ主人公の発言で全て誘導出来るようになります。
(これは恐らく人狼苦手な方への救済措置なので、スリルを楽しみたい場合は数値を上げ過ぎる前に止めることで調整できます)

また、どうしてもNPCなので偶にぶっ飛んだことはしでかしますし、
いやここはこうだからこいつは吊らないと駄目だろ!?みたいな場面で言うこと聞いてくれないとかもあります。
グノーシアでエンジニア騙りをしているときに、バグが溶けた翌日に判定先を変えられなくて詰むみたいな微妙に痒い所もあったりします。
ただそれを差っ引いてもかなり細かい所に配慮されていて面白いです。

ストーリー

※ネタバレ注意

そうかそうか君はそういう奴だったんだな売りの更にもう一つはストーリー。
グノーシアは「銀の鍵」という生命体の一種に主人公とセツが寄生され(※それぞれが寄生されたループは別)ることから始まります。
この銀の鍵は情報を食う生命体で、情報を満たすまで二人はループを繰り返すことになります。
ゲーム内で特殊なイベントを起こすことで船内にいるキャラクター達の情報を集めることができ、
これを全てコンプリートしてある条件でループを始めることでゲームクリアとなります。

前述しましたが、このキャラクターの情報を集める過程と最後の回収が見事で、
例えば
「ククルシカとレムナンを二人きりにすると全員殺される」
「SQ(グノーシア)とレムナンが残ると殺される」
「コメットを冷凍スリープするとレムナンが目の前で粘菌に殺される実況する」
というイベントがあり、
レムナンはなんか不憫な人なんだろうなぁ…くらいに思わされるのですが、
上二つはしっかり伏線になっています。
詳細は是非ストーリーで追って欲しいのですが、SQ(グノーシア)とSQ(村人陣営)は別人格が入っており、
グノーシア時に現れる凶暴な人格は昔レムナンを虐待していたマナンという人物です。
このSQ(グノーシア)は最終的にククルシカ(のガワ)に人格を入れられて、
別の宇宙に飛ばされます。
つまりSQ(グノーシア)とククルシカは別宇宙の同一人物で、
レムナンと何らかの形で二人になると本性を現してしまう…ということだと思われます。
(更にここからジョナス関連に展開して行って~と考えるとキャラクターの繋がりも見えてきて楽しいです。)

この他にもセツとのループまわりの設定も上手くできていて、
かつ説明も自然で分かりやすいので終盤はグイグイストーリーに引き込まれます。
クリア後は別の宇宙に行ってしまったセツをなんとかして迎えに行ってあげましょう。

ハッピーエンド

まとめ

今回はSF×人狼×ループゲー「グノーシア」をプレイしました。
ストーリー・キャラクター・人狼ゲームとして高水準にまとまっていて、
これで本当に企業のゲームじゃないの!?と感動します。
お値段も企業ゲーより安いので、買いやすさも感動。
オンラインの人狼は格ゲー化が進んでいてとっつきにくい方も多いと思いますが、
グノーシアなら対戦特有のギスギスもなくゆるく楽しめるのも良いです。

上では触れられなかった魅力はまだまだあるので(グラフィックやUIも秀逸)、
是非プレイしてみてください。